ウェスタン乗馬とは

(Western)ウエスタンというとすぐに、荒馬を乗りこなすロデオを連想しがちだが、ウエスタン乗馬(Western Riding)はロデオとは別の競技でありウエスタン乗馬は牛を追うカウボーイの乗馬から進化した馬の乗り方で、西部劇から受ける荒々しい乗馬の印象とは異なり、今日では馬術として高度に発達し、アメリカだけでなく世界中に広く普及している。ウエスタン乗馬では、色々な競技会が世界各地で開かれている、現在のウエスタン乗馬は、ウエスタンならではのダイナミックでありながら馬の一歩一歩の動きを細かくコントロールしようという緻密な乗り方となっている。また、観光牧場などでウエスタン乗馬用の鞍(ウエスタンサドル)が良く使用されている訳は、そのワイルドなイメージと、ウエスタンサドルがどっしりとして安定感があり、初心者でも安心して乗れる事が出来るからだろう。

牛というとのんびりしたイメージがあるが実はとても機敏に動く、だからカウボーイ達は激しく動く牛を追いかけ捕まえる為に俊敏な動きを求める乗り方を追求した。

そして馬もその目的によって改良、調教され、鞍やハミなどの馬具もその目的に合わせ作られてきた。ウエスタン乗馬と言えばアメリカンクォータホースが代表的な馬の品種である。筋肉たくましく、ダッシュ力があり、敏捷で、また、非常に従順である。(Quarter Horse)クォータホースと呼ばれる理由は(Quarter:4分の1)マイル(約400m)の距離の競争を行っていたことからこう呼ばれている。17世紀初めにアメリカで作り出された最初の純アメリカ原産の品種である。クォーターホース普及のための様々な活動を行っているAQHA (American Quarter Horse Association) という大きな協会がある。

乗馬というと馬といるだけでも楽しいし、まず乗ってその目線の高さに驚き感動する。生きている動物に乗っているという妙な感覚が面白いし一人ではないという心地良さも感じられる。

乗馬でもっとも楽しいのは、なんと言っても馬とのコミニケーションで馬にはそれぞれ、一頭一頭の気持ちがある。その気持ちを感じ取りながら自分のして欲しい事を馬に伝える事が大事で、うまく伝わればこちら指示通りのことをしてくれる。ただ伝える言っても、言葉(ボイスコントロール)や手綱(手)、脚(足)などをはじめ、お互いの全身の五感を使ってお互いを感じ取りながら伝え対話する。だが乗り手が同じように伝えているつもりでも、馬の気持ちも人間同様変化する時があり、ある時はうまく聞いてくれていても急に反抗的なったり、また素直になったりもする。また一頭一頭、性格も異なり、いろんな馬ごとに違った個性や乗り心地を味わうことができる。つまり乗馬を通して初めて馬の気持ちや性格、長所などが見えてくる。

馬とのコミニケーションは初めは難しいがそれがうまくいった時の一体感はなんとも言えないほど感動出来る。