ファラベラ

ファラベラミニチュア・ホースは、ペットとして、また希少価値ゆえに、馬の歴史のさまざまな時期に飼育されてきたが、そのなかでファラベラは最高の品種として知られている。その小ささにもかかわらず、ファラベラはポニーというよりは、むしろ普通の馬の持つ特徴と体格比を有したミニチュア・ホースといえる。この品種名は、アルゼンチンのブエノスアイレス郊外にあるレクレオ・デ・ロカ・ランチで、この小さな馬をつくり出したファラベラ一家に由来している。

由来

 ファラベラの基礎となったのはシェトランドで、おそらく一時期には突然変異で非常に小さく生まれたサラブレッドも交配されたものと考えられる。ファラベラは最も小型の馬同士の交配と、それにつづく近親交配によってつくり出された。その課程で力強さと活力は失われ、またシェトランドが遺伝的にもっている頑健さもすべて失った。
 ファラベラは米国で人気があり、英国でも繁殖が行われている。また、あらゆる国に輸出されている。輓用に用いることができるといわれているが、乗用には不適当である。

ファラベラの子馬
ファラベラの子馬は魅力的だが、選択淘汰と近親交配の結果、注意深く育てられている子馬でも、体型的な脆弱さがみられる。また、ブリーダーは近親交配による退化からくる体質的な弱さを考慮しておく必要がある。
フリオ・セザール・ファラベラ
フリオ・セザール・ファラベラは、このミニチュア種を最初につくり出した一家のひとりである。
シュガー・ダンプリング
ウエスト・バージニア州、ローダーフィールドに住んでいたスミス・マッコイは、超小型の馬のブリーダーとして有名な人物だった。彼が生産した最も小さな馬はシュガー・ダンプリングという名の牝馬だった。この馬はほんの30ポンド(13.6kg)しかなく、体高はわずか20インチ(51㎝)だった。
ペット
ファラベラは実用的な用途はもっていないが、ペットとしては大変魅力的な存在である。この馬は人によく馴れ、賢くて小さいことで人気が高い。表情や体全体のしぐさは実に愛らしい。
頭部
ファラベラの頭部は、この馬の基礎となったシェトランドに似ていなくもない。最高のファラベラでは、頭部の大きさが小型の体型と釣り合いが取れている。体と比較して頭部の大きい馬は好ましくない。
体高
体高は鬐甲(キコウ)のところで30インチ(76㎝)を超えることはない。