特徴と毛色

馬にはたくさんの毛色があり、各品種の馬がもっている遺伝子によって決められる。馬は32対の染色体があり、雄雌からそれぞれ半分ずつ受け継ぎ、それぞれの染色体上の遺伝子の組み合わせで、毛色や個体の特質も決定される。

毛色の発現

いくつかの遺伝子は優性、すなわち劣性の遺伝子の働きを覆い隠す作用をもっている。芦毛は青毛、鹿毛、栗毛に対して優性であり、鹿毛は青毛に対して優性、栗毛は他のすべての毛色に対して劣性である。すなわち、鹿毛の遺伝子と栗毛の遺伝子の組み合わせの場合、鹿毛の遺伝子が優性のため、生まれた子馬は鹿毛となる。もしそういう遺伝子をもった馬同士を交配した場合は、劣性の栗毛の遺伝子を対(両親からひとつずつ)でもつ子馬も生まれるが、その場合は栗毛になる。栗毛の馬は栗毛の遺伝子しかもたないので、栗毛の両親からは栗毛の子しか生まれない。

馬は、毛色ならびに他の特徴で個体識別が行われる。ただし、毛色は一生のあいだで変化することがある。リピッツァナーな生まれたときは黒いが、成長すると芦毛になる。判断に困る場合は、鼻梁の毛の色で判断する。

芦毛
芦毛(あしげ)
皮膚の色は黒、白と黒の毛が混在している
パロミノ
パロミノ
被毛は黄金色で尾とたてがみは白。わずかに黒が混じることがある
鹿毛
鹿毛(かげ)
赤っぽい被毛で尾、たてがみ、四肢の下部は黒である
小斑
小斑(しょうはん)
この被毛は、普通アパルーサの毛色として知られている
栗毛
栗毛(くりげ)
薄い金色から赤に近い金色まで様々なバリエーションがある
黒鹿毛
黒鹿毛(くろかげ)
黒と褐色が混じっており、肢、尾、たてがみは黒である
ぶち毛
ぶち毛
有色の地に大きな白斑がある
青毛
青毛(あおげ)
全体に黒い。白徴のある場合もある
河原毛
河原毛(かわらげ)
色素の多寡により黄色から青っぽい灰色までの変異がある
青ぶち毛
青ぶち毛
一般的に黒と白の大きな斑が不規則に存在している
上記で紹介した毛色の他に、栗粕毛(くりかすげ)・フリービッテン・青粕毛(あおかすげ)・栃栗毛(とちくりげ)・連銭芦毛(れんせんあしげ)といった毛色があります。

また、クォーターホースの毛色についてはAQHA(アメリカンクォーターホース協会)の公式ホームページを参照ください。