名前:リク

犬種:ミニチュア・ダックスフンド
性別:♂
生年月日:2017/08/21
血統書:有り

販売価格:SOLD OUT

海


中世の頃に作出されたと言われるダックスフンドは、当初は体重10kg以上あり、15kg程度のものもいたとされ、現在のスタンダードダックスフンドよりさらに大きかったと推測されています。この当時のサイズや体系の類似から、バセットハウンドと共通の祖先ではないかとする説もあるようです。 オーストリアとドイツの国境付近の山岳地帯で固定化が始まったとされるダックスフンドは、嗅覚を使って獲物を追い詰めるハウンドドッグであり、アナグマやキツネ、ウサギなどを狩る猟犬としてその性質を高められてきました。

ミニチュアダックスとカニンヘンダックスのサイズ固定が始まったのは、19世紀になってからと言われています。19世紀末から20世紀初頭までの戦時中、戦争国では多くの犬たちが犠牲になり、純血種の作出が止まりました。ダックスフンドもまた人気が下降するとともに、雑な繁殖や極端な近親交配が目立つようになり、犬質が低下していきました。 そこで1910年頃から、ミニチュアとカニンヘンの改良を目的として、犬種クラブの合意により他犬種による交配(アウトクロッシング)が行われることとなりました。一時的とはいえ、犬種固定のためのアウトクロッシングは大変珍しいことで、スタンダードダックスを土台にして、スムースにはミニチュアピンシャーを、ロングヘアーにはパピヨンを、ワイヤーヘアーにはミニチュアシュナウザーを交配することになりました。 異なる毛質の基礎となった犬種の影響はダックスにも少しずつ表れており、スムースは気が強く繊細で、ロングヘアーは活発で愛想よく、ワイヤーヘアーは賢く服従性が高いという傾向が出ているとされることも多いようです。

カニンヘンダックスは、体長が体高より長く、短足胴長で垂れ耳、中くらいの長さのマズルを持つ超小型犬です。 被毛はスムース(短い)、ロングヘアー(柔らかく長い)、ワイアーヘアー(硬毛で長い)の3種類です。 犬種標準のサイズは、 生後15カ月を経過した時点で測定し胸囲30cm以下とされています。 原産国ドイツでは3サイズとしていますが、イギリス、アメリカではカニンヘンダックスはミニチュアと同じ分類とされています。

カニンヘンダックスは活発で体を動かすのが大好きな犬種ですので、運動不足は不健康であるばかりでなく、ストレスによる問題が起きてしまいます。 サイズが小さくても、特に若犬のあいだは、1日に合計で1時間程度の散歩をしてあげたいものです。 遊びも大好きですので、気候の厳しい季節は室内でのボール遊びやゲームなどの時間をたっぷりと取ってあげるのも良いでしょう。