犬種:シベリアンハスキー
性別:♀
生年月日:2010/07/21
血統書:有り
ロシア・シベリア地方を原産とする犬です。 祖先犬はスピッツと推定されており、容姿が似ていてひとまわり以上大きなアラスカン・マラミュートとは近縁ですが、犬種として詳しい成立時期は不明です。いずれもほかの犬種に比べてより狼に近いことは、外見の相似だけでなく、近年のDNA分析を基にした研究でもわかっています。 歴史的にも非常に長い間、シベリアンハスキーを育種してきたのは、シベリア北東部に住むチュクチ族でした。シベリアン・チュチースという名前で呼ばれていたハスキーたちは、チュクチ族のソリ犬であり、猟犬であり、財産でもありました。極北の限られた土地で長い時間をかけて繁殖されるうちに、ひとつの犬種として固定したものと考えられています。 寒さに強く、力があり、人やほかの犬との親和性が高いことが重要な条件となり、選択交配されてきたのです。
シベリアンハスキーは立ち耳で、大変厚い下毛を持つダブルコートの大型犬です。
骨格も筋肉もがっしりとしており、極寒の気候に耐えるための皮下脂肪も貯えていますが、体重が増えすぎるのはいけないとされています。
標準の体高は、オス53.5~60cm、メス50.5~56cm、体重はオス20.5~28kg、メス15.5~23kgとされています。
シベリアンハスキーは人にも他犬にもフレンドリーであり、そり犬の歴史に培われた社会性の強い性格です。
明るく前向きでめげない面があり、また責任感が強く頑固で不器用な面を見せることもあります。そのため、頭が悪いのではないかと誤解されることがありますが、そうではありません。
用心深さはあるものの、攻撃性が低いため、番犬には向かない性格です。