クォーターホース

クォーターホースアメリカン・クォーターホースは、最初の純米国産の品種とすることができる。この独特の風貌を持った馬は、17世紀初頭、バージニア州ならびに沿岸地域の開拓地でつくり出された。”世界で最もポピュラーな馬”であるとする人々もいる。この主張を裏付ける事実として、米国クォーターホース協会には約100万頭の馬が登録されているという点があげられる。

歴史

 英国の馬がバージニアに初めて連れてこられたのは、1611年のことであった。年代からみて、それらの馬は改良の進んでいない東洋およびスペイン馬の系統だったと考えられる。
 その馬がすでに米国にいたスペイン由来の馬と交配され、クォーターホースの基礎が築かれた。この馬は改良が始まると短期間でコンパクトな体型と肉付きの良い後躯をもつ馬になっていた。
 移民はこの馬を農作業、牛追い、木材の運搬、日常の仕事や乗用として用いた。スポーツ好きの英国移民は、この馬で1/4(クォーター)マイルくらいの距離の競馬を行ったため、クォーターホースと呼ばれるようになった。またこのことによって、短距離を爆発的なスピードで飛ぶように走る能力が発達した理由も説明される。
 西部では、クォーターホースは完璧なカウ・ポニーとしても名声を博している。現在では、山歩きや伝統的なロデオ競技用の馬としても優れた才能を示す。

多才な乗用馬
クォーターホースはトレッキング用の乗馬として優れている。また乗りやすく機敏で疲れ知らずの狩猟用馬でもあり、伝統的なロデオ競技でも活躍する。さらに生まれつきの優れたジャンパーであるばかりでなく、馬場馬術でも能力が認められている。もちろんクォーターホースによる競馬は手堅い産業で、人気があり、高額賞金を手にすることも夢ではない。
歩様
クォーターホースは、スピード、生来のバランス感覚および敏捷性から完璧なカウ・ポニーといえる。また、ほとんど乗り手に頼らずに牛を追うことができるすばらしい才能をもっている。この馬は「10セント硬貨の上で向きを変えることができ、また、ほんのひとゆすりで騎手を後ろに振り落とすことができる」といわれている。

頸部
クォーターホースは仕事をするときには、顎を伸ばし、頭を下げる必要があるため、顎は十分長く柔軟性がなくてはならない。湾曲した顎は好ましくない。




飛節
管骨は短く、飛節は低い位置にある。飛節は推進力のみを生み出す。

楕円形の蹄は、釣り合いのとれた大きさといえる。蹄の角度はおよそ45度である。
体高
クォーターホースの体高は、143〜160㎝である。