パロミノ

パロミノパロミノの名で知られる、印象的な金色の毛色は、ヨーロッパおよびアジアの古い工芸品にもみられる。また秦の時代(紀元前221〜206年)より以前の日本や中国の芸術品のなかにも認められる。この毛色はさまざまな品種で出現する。すなわちパロミノは”毛色の種類”であって、真の意味での”品種”ではない。

繁殖

 パロミノが広く飼育されている米国では、パロミノ・ホース協会の努力によって、この馬は事実上品種としての地位を獲得した。ちなみにこの協会は、1936年に「血統を記録し、条件を満たしている馬に血統書を発行することによってパロミノを維持し、また改良するため」に設立されたものである。
 協会では、パロミノの望ましい特性として、体高については141〜160㎝を公式な基準と定めている。
 スペイン人が米国に持ち込んだ馬のなかにパロミノもいた。この毛色は現在多くの米国の品種でみられる。クォーターホースおよびサドルブレッドにしばしば発現するが、純粋のアラブあるいはサラブレッドにはみられない。
 パロミノは西部で、”パレード”用としてだけでなく、乗馬用としても需要が多い。これらの馬は馬術大会の会場でもみられるが、娯楽用や馬車用にも利用される。また、パロミノのクォーターホースは、ロデオで人目をひくエキサイティングな存在でもある。

体型
体型は遺伝力が強く、繁殖タイプあるいはパレード・タイプになる傾向にある。
登録
米国で登録するには、両親の一方がパロミノとして登録されており、もう一方がクォーターホース、アラブあるいはサラブレッドでなくてはならない。
イザベラ
スペインでは、イザベラ女王がこの毛色の馬の生産を奨励して以来、この毛色はしばしば”イザベラ”とも呼ばれる。
頭部
頭部はクォーターホースに似ている場合もあるし、逆にアラブあるいはサラブレッドに似ている場合もあるが品位がなくてはならない。「粗野だったり、まるで輓用馬のようだったり、シェットランドあるいはピントのような」場合には、登録は許可されない。
後姿
尾はたっぷりとしていて白く、背には河原毛にみられるような鰻線があってはならない。改良の進んでいない馬の印である四肢のしま模様も同様に許されない。
体高
パロミノの体高は141〜160㎝である。